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会社案内

歴史

昭和22年創業 山口商店の歴史

戦前、創業者徳三郎が栃木県より上京し、両国で鶏肉業を営んでいた。

戦後すぐに徳三郎と息子の啓一が栃木県にある親戚の家に挨拶に尋ねたところ、その家では木製建具を製作しており、東京で売って欲しいと頼まれた。
徳三郎と啓一は帰京してから、鶏肉屋の傍ら建具を販売してみたところ、戦後復興の建材需要から飛ぶように売れていった。
当時は大工が建具も製作取付することも多く、建具のみの販売は珍しく、批判も受けたが実際に売れているので鶏肉屋を畳み建具屋へと鞍替えをした。
その頃には啓一が店を切り盛りし、時にはリヤカーを引きながら販売に汗をかいた。

建具取付職人も抱え商売が軌道に乗っている頃、同じ墨田区内で良く交流もあった、建具小売業者の妙見屋商店(後のトステム、現在はLIXIL)の代表からサッシをこれから生産していくので、是非販売して欲しいという話があった。
啓一は承諾し、この時代でサッシは新商材で馴染みが薄かったため、取引先の大工を集めサッシというものの説明会等を実施し販売・普及に力を入れた。

建具・サッシのフロントランナーとして多くのお客様に貢献してきた当社は、現在では建具・サッシ・注文家具等だけでなく、長年培った各業種のネットワークを活かし内装関連の商材販売・施工業者としても工事を請けている。

鶏肉屋であったことを忘れず、型にはまらない事業で、皆様と共に世の中に貢献していきたいと考える。

平成4年7月1日トステム本社竣工式典にて 右端が啓一